7/1 「碇石」琉球王朝時代の文化財と認定
6/30に「碇石」が琉球王朝時代の文化財だと認定されたことを受け、名護市は新たな調査を求める意向。新たな調査には米軍の許可が必要。県立博物館・美術館学芸員の片桐さんは「碇石が海底で発見されたことに大きな意義がある。碇石が海底で見つかること自体がまれ」だと話す。「碇石」は木製のいかりを沈めるために、重りの役目を果たすもの。周辺海域の調査をすることにより、他にもさまざまな文化財が発見される可能性があるという。
7/1 名護市議会の意見書「キャンプ・シュワーブにおけるボーリング調査結果の情報提供と、同地域内埋葬地の発見と速やかなる戦後処理を求める意見書」(6/30可決)
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/9b2c7baaccaa515240fd4a0e8e5879b7 (7/3目取真さんブログ)
沖縄戦直後、大浦先収容所で亡くなって埋葬された住民の遺骨収集も求めている。
7/1 辺野古掘削調査を9月末まで延期 防衛局
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245074-storytopic-3.html
7/1 キャンプ・シュワブ内で、沖縄防衛局が陸上工事(既存の施設の解体)に着手してから1年。
アスベスト含有施設の解体時の安全対策について説明を求める市民団体に対して、沖縄防衛局は説明しないまま解体作業を続けた。現在は、解体されたコンクリート瓦礫がキャンプ・シュワブの海岸近くに山積みされている。
7/1 6/30にキャンプ・シュワブゲート前で、公務執行妨害容疑で逮捕された辺野古の男性(58)と彼を助けようとして刑事特別法違反容疑で逮捕された男性(30代)は、二人とも釈放された。
7/1 高江ヘリ/オスプレイパッド建設反対 座り込み9年目へ 24時間体制で警戒
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245161-storytopic-1.html
Q+リポート ヘリパッド建設反対8年 高江の今(琉球朝日放送)
http://www.qab.co.jp/news/2015070267852.html
ノグチゲラなどの繁殖期のため、重機による工事が規制される期間が6月末で終わり、N1地区での工事強行が懸念される。「ヘリパッドいらない住民の会」は24時間体制の非暴力による抗議行動を続けることを決めた。座り込みテントを設置している県道70号の路側帯を、国が日米共同使用から米軍専用に切り替えて住民の抗議行動を排除することを警戒する。
7/2 辺野古本体工事で設置する汚濁防止膜(オイルフェンス)を固定するためのコンクリートブロックの8割が、昨年8月に沖縄防衛局が県に求めた岩礁破砕許可申請を上回る重量であることが判明した。平和市民連絡会のメンバーが情報公開で入手した新基地建設工事の仕様書から分かった。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245146-storytopic-3.html
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=122235&f=i
詳しくは、以下のブログを参照。
6/30「大浦湾にはさらに286個もの巨大コンクリートブロック(最大57㌧)が投下される!」
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/4da3a17ca6109b97d9f457601524f06c (6/30)
7/4「辺野古新基地建設を止めるための学習会」の資料
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/3bdffd0bc53b849ce57786676b87d1bc (7/4)
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/eaa0225d12a84bac91f0a7d4d0d732e2 (7/5)
7/8「審査過程に瑕疵――知事は、埋め立て本体部分の岩礁破砕許可の取り消しを!」
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/f67326e9fb41c2a701fc5aa7014ce5cb (7/8)
7/2 県議会、自民報道圧力問題で抗議決議可決
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245193-storytopic-3.html
県議会野党(自民党)からも報道圧力に抗議する議案の提案があった。しかし、抗議の宛先を自民党総裁ではなく、衆参両議長とするものだったため、与党提案が賛成多数で可決された。
<県議会抗議決議全文>
「自民党勉強会での報道機関への言論圧力及び沖縄県民侮辱発言への抗議決議」
さる6月25日、自民党本部において、若手議員らが設立した文化芸術懇話会による勉強会が開かれた。出席した議員から、「マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなることが一番。日本経済団体連合会に働き掛けてほしい」など、言論弾圧をあおるような暴言が相次いでいたことが明らかとなった。講師として招かれた作家の百田尚樹氏は「本当に沖縄の二つの新聞はつぶさないといけない」と発言している。また、百田氏は米軍普天間飛行場の成り立ちについても、「もともと田んぼの中にあり、周りには何もなかった。基地の周りに行けば商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした」と暴言を繰り返している。
言論、表現、報道の自由は民主主義の根幹をなすものであり、マスメディアが権力を監視、検証して批判することは当然の責務である。百田氏の発言は、政府の意に沿わない言論機関は存在そのものを許さないという態度であり、沖縄だけでなく日本全国の報道機関への圧力とも言える。これに呼応した自民党議員らの「沖縄の特殊なメディア構造をつくってしまったのは戦後保守の堕落だ」「左翼勢力に乗っ取られている」などの発言は、報道機関だけでなく、読者である沖縄県民をも侮辱するもので到底、看過できない。
現在の米軍普天間飛行場は、戦前には多くの集落が存在し、役場や郵便局、小学校などの公共施設があり、県民が平和に暮らす場所であった。70年前の地上戦によって米軍が住民を収容所で囲い込んでいる間に、強奪した上に造った基地である。百田氏の発言は、先祖伝来の土地を強制的に接収された地主の苦悩を顧みず、歴史的事実を意図的にゆがめて県民を愚弄するものであり、断じて許すわけにはいかない。
加えて、百田氏は「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島でも中国に取られれば目を覚ますはずだ」とも述べている。国境離島である島嶼県沖縄の県民の生命や暮らしをあまりにも軽視した侮蔑的な発言である。
よって、沖縄県議会は、自民党内勉強会での報道機関への言論圧力及び沖縄県民侮辱発言に抗議し、発言の撤回と県民への謝罪を求めるものである。
2015年7月2日
沖縄県議会
自由民主党総裁 安倍晋三宛て
7/2 沖縄全戦没者追悼式において安倍首相へ野次を飛ばした男性、「安保法」を批判
「国民の命を軽視」
自民党の木原稔衆院議員が動画サイトで「明らかに動員されていた」と述べていることに対し、男性は「動員されていない」、悩んだ末に発言したと述べた。(紙上では実名で報道、写真付き)
那覇市の男性(82)は、「動員などされていない。(普天間飛行場の県内移設断念などを求めた)建白書をないがしろにする首相への追及が国会もマスコミも不十分で、自分が声を上げなければと思った」と話した。
男性は糸満市摩文仁の平和祈念公園をオオゴマダラが舞う平和の象徴的な場所にしようと、10年ほど前からオオゴマダラの食草の苗を同園に贈呈している。「兄と祖父を沖縄戦で失った。戦没者を悼む公園に、安保法案を成立させ国民を再び戦争に巻き込もうとしている安倍首相に来てほしくなかった」と話す。男性は「追悼式は静かに戦没者の冥福を祈る場。罵声を浴びせるような行為は慎むべきだというのはよく分かっている」「私のような一般人が辺野古移設を強行する首相にものが言える機会はない。悩んだ末に発言した」。
男性は安倍首相が昨年8月、広島市で土砂災害発生時にゴルフを始めたことに言及し「『国民の生命と財産を守るため』と説明して集団的自衛権の行使容認をめざしているが、実際は国民の命を軽視しているとしか思えない。一人ひとりが声を上げる時期に来ているのではないか」と話した。
7/2 沖縄2紙編集局長、日本外国人特派員協会と日本記者クラブで会見 「言論弾圧極めて危険」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245194-storytopic-3.html
「基本姿勢は戦争否定」
<沖縄2紙編集局長発言要旨>
「県民愚弄発言に憤り」武富和彦 沖縄タイムス編集局長
民主主義の根源である報道の自由を否定する暴論だ。
一番問題なのは自民党国会議員だ。「沖縄の世論はゆがんでいる。正しい方向に持って行くにはどうすればいいか」という質問は、自分たちこそ正論というおごりがある。
沖縄は政府にとっては頭が痛い問題であり、基地反対の世論を苦々しく思っているのだろう。昨年の選挙は自民党が応援した候補は負けた。県民がそういう選択をしたからだ。
「世論がゆがんでいる」は沖縄の新聞をばかにする以上に、県民をばかにした発言で憤りを感じる。安倍政権のひずみだ。国会議員の発言で、安倍政権の本音が漏れた。本質が反映されたとみている。
沖縄のメディアへの攻撃はいまに始まったことではない。沖縄が意のままにならないのをメディアのせいにしているが、メディアが世論を誘導しているのではない。
戦後、10以上の新聞社があったが、今日まで残っているのは2紙だ。米軍圧政下であっても、つねに民衆の側に立ってその声を反映される報道をしてきたことが存続の理由だ。新聞社が世論をコントロールしているのではなくて、むしろ世論に突き動かされている。これ以上の基地負担は嫌だというのが県民世論だ。為政者にとって都合が悪い報道でも、県民の思いを反映していると受け止めるべきだ。
この問題を多くのメデョアが取り上げている。沖縄2紙にととまらず、全メディアに向けられた挑戦と受け止めたのだろう。報道に携わる者が一体となって心強い。
「立憲主義を再生強化」潮平芳和 琉球新報編集局長
一連の報道圧力発言は事実に基づかない無責任な暴挙で腹の底から憤っている。
「マスコミを懲らしめるのは広告料がなくなるのが一番だ」として経団連への働きかけを求めた発言は、政権の意に沿わないメディアを“兵糧攻め”にして、メディアの表現の自由、報道の自由を取り上げるという「言論弾圧」の発想にほかならず極めて危険だ。
国会議員が沖縄の2紙を「沖縄世論をゆがめている」と発言したが、沖縄の新聞がもし世論をもてあそぶような思い上がった新聞であれば、とっくに県民の支持を失っている。
1940年、沖縄の3新聞が統合した「沖縄新報」は国家の戦争遂行に協力し、沖縄戦によって県民を悲惨な末路に追い込んだ。新聞人として痛恨の極みだ。琉球新報は一貫して戦争に反対し、過酷な沖縄戦や米軍統治下の経験を踏まえて、沖縄にも自由、民主主義、基本的人権の尊重を日米両国民と等しく適用し、平和憲法の恩恵を沖縄にももたらすよう論説で主張する。軍事偏重ではなく、国民の信頼と国際協調の精神に根差して持続可能な日米関係を目指すべきだと主張している。
こうした主張がなぜ、世論をゆがめていると言われるのか不可解であるし、偏向、左翼呼ばわりは心外だ。いわれなき中傷だと反論する。
今回の報道圧力問題を、この国の「民主主義の終わりの始まり」にするのではなく、未完成の民主主義をやり直す、あるいは立憲主義を再生強化する出発点としたい。メディアは民主主義の再生・強化のためにこそペンとマイクを握るべきだ。
検証 基地をめぐる「誤解」:専用施設が74%
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245387-storytopic-290.html
検証 基地をめぐる「誤解」:弾薬庫、軍港など強化
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245388-storytopic-290.html
検証 基地をめぐる「誤解」:財政移転は突出せず
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245389-storytopic-290.html
検証 基地をめぐる「誤解」:件数で比較できず
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245390-storytopic-290.html
検証 基地をめぐる「誤解」:普天間には戦前から集落
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245392-storytopic-290.html
7/2 宮古島の市民団体、陸上自衛隊配備について市長に住民説明会開催を求める
「自衛隊配備について『住民説明会』を求める市民の会」は4日午後から集会を開催予定。
一方、下地市長は市議会で、市民への説明会は事業主体となる防衛省が行うべきだとする。
7/2 米軍、キャンプ・シュワブ第3ゲート前に新たにフェンス設置
元の場所より外側に引かれた境界線に沿って高さ約3㍍幅約1.5㍍のフェンスを約20枚。
市民、機動隊ともみ合いに
http://viewer.ryukyushimpo.jp/books/viewer/app/P000001165/2015/07/09
第3ゲートからは大浦湾の海上作業が見られるので、海上作業を確認し、海保の過剰警備に抗議する場所になっている。
2日、スパット台船2基が移動、解体された。
7/2 シュワブゲート前で県警、市民の実名を挙げて撮影。「採証」
指揮官と思われる警察官が、座り込む市民の実名を拡声器で呼び、「採証」と言って顔の写真を撮る行為を繰り返し指示していた。市民らは、「脅しみたいだ」と抗議。
高良鉄美琉大法科大学院教授は「権力の側にいる人間が、個人の名前を呼び警告することは、威嚇であり、運動参加者を委縮させる憲法に反する、過度な警備だ」と問題視する。
*「採証」とは一般的に、逮捕・摘発や裁判に備えて証拠を集める行為
7/2 真栄平琉大教授、琉球王府文書で「辺野古沖は交通拠点」だったことを確認
「他にも碇石がないか一帯を丁寧に調べる必要がある」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245203-storytopic-1.html
7/3 沖縄弁護士会30年ぶりデモ 安全保障関連法案反対訴え
「集団的自衛権行使は憲法違反です!」 「守れ 非戦の誓い」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245246-storytopic-1.html
沖縄戦を経験した最長老の弁護士(80)は、「70年前の敗戦から生まれたのが恒久平和を願う現在の憲法だ。非戦の誓いをなし崩しにしてはならない」と訴えた。若手弁護士は、「全国各地の弁護士会が安保関連法案に反対の声明を出している。沖縄は戦地になった過去があり、いまも広大な米軍基地がある。全国の中でも先頭に立って反対しないといけない」。
7/3 東村議会、オスプレイの飛行禁止と撤去を求める意見書を沖縄防衛局に手交
意見書は、ハワイで発生したオスプレイの墜落事故の原因究明と公表、北部訓練場での訓練と飛行禁止を求めている。安和敏幸議長が沖縄防衛局の井上一徳局長に手渡した。
7/3 美術家・照屋勇賢さん、辺野古、高江を訪れる 「沈黙では工事進む」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245304-storytopic-1.html
宜野湾市の佐喜眞美術館に照屋勇賢氏の紅型の着物が展示されている。美しい紅型をよく見ると、
オスプレイが飛び、ジュゴンが描かれ蝶が舞い、パラシュートで米兵が降下する図案が描かれている。
7/3 尖閣列島戦時遭難者遺族会、石垣島への陸自配備に反対。慰霊祭で表明
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245261-storytopic-1.html
*尖閣列島戦時遭難;戦争末期の1944年7月、石垣島から台湾への疎開船2隻が米軍の爆撃を受け、1隻は炎上沈没した。残り1隻でなんとか尖閣諸島魚釣島に漂着し集団生活を送ったが、食糧がなくなり餓死者も出た。この遭難で約80人が亡くなった。石垣市新川に建立された碑に刻銘されている。
7/3 子宮頸がんワクチン被接種者全員対象に副反応調査 県が市町村に協力要請
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245260-storytopic-1.html
7/4 「島ぐるみ会議宜野座」が発足。6月30日に約170人が参加して結成総会が開かれた。
7/4 安保関連法案 県内首長緊急アンケート 33市町村長が回答 「反対」23人、「無回答」10人
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245244-storytopic-3.html
「法案成立で沖縄が戦争に巻き込まれる可能性はどうなると思うか」との問いには、「高くなる」が19人、「変わらない」が4人、「無回答」が10人。
7/3 安倍首相、自民報道圧力で県民に謝罪
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245245-storytopic-3.html
県民からは、「心からの謝罪か疑問」「安保法案の審議を進めるために沈静化を図った」「沖縄を傷つけた『なら』ではなく、沖縄は明らかに傷ついた。だから職責を辞して責任を取ってほしい」との声が相次いだ。沖縄国際大学の照屋寛之教授(政治学)は「国民より先に連立を組む公明党の山口那津男代表に謝罪しているが、順番が間違っていた」と指摘する。
7/4 翁長知事、菅官房長官と都内のホテルで会談 最初は「基地は抜き」
今後継続して話合いをもつことで一致
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245280-storytopic-3.html
官房長官が自民勉強会発言で知事に謝罪した。密室での会談は仲井真前知事の裏切りを思い出させ、不安を抱かせる。
7/4 辺野古基金3憶7500万円に
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245262-storytopic-3.html
全国の地方紙に辺野古新基地建設阻止を訴える広告掲載を予定
7/4 報道圧力問題 県民集会 「言論弾圧許さず」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245285-storytopic-1.html
4日夕、「言論の弾圧と沖縄歴史の歪曲を許さない!言論・表現・報道の自由を守る県民集会」が
那覇市の自治会館で開かれた。県議会与党5会派や沖縄平和運動センター、マスコミ労協など6団体主催。琉球大学法科大学院の高良鉄美教授の基調講演の後、潮平芳和琉球新報編集局長、石川達也沖縄タイムス編集局次長、照屋寛之沖国大教授、横田達弁護士がそれぞれ問題点を指摘した。集会決議を採択。高良氏は「憲法が定める国民主権と今回の問題は関係する。表現の自由は知る権利が前提となる。知る権利に応えるために報道機関がある」と述べ、「沖縄は米軍統治下で報道も抑圧された。その経験から言論の自由、平和に対する思いは強い。それを発信させないように圧力をかけている」「この問題は日本の将来を大きく変えるものにつながる。県民の名誉にかけて絶対に許さない」と強く訴えた。
集会に参加した人たちの言葉から
★「こういう事態に対し、声を上げられることが民主主義の基本だ。権力が見境なく言論を封じ込めようとする前に反応し、危険性を訴え、呼応する人々がいる。だから沖縄はつぶされなかった」
★「表現の自由を脅かす発言を(自民と国会議員らは)確信犯的にしている。復古主義的な人々に支えられている政権に怖さを感じる」
★「謝罪が本当の気持ちであれば、辺野古の作業を中止することが一番だ。それがなければ怒りの火に油を注ぐだけだ」
★「地元2紙を県外の知人に送っている。沖縄のことを本土に伝える努力が大切だ。紙面から伝わるものは大きい。ヤマトを変えていく一歩になる」
≪県民集会抗議決議文全文≫
6月25日の自民党の憲法改正を推進する議員勉強会「文化芸術懇話会」で、国会議員から「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい。文化人が経団連に働きかけてほしい」などと報道機関に圧力をかける趣旨の発言が出た。出席した自民党国会議員の中から沖縄の地元紙の存在に言及し、2紙のために「沖縄世論のゆがみ方がある。左翼勢力に乗っ取られている」と述べた。
そのような意見などに答える形で、ことし2月までNHKの経営委員を務めた作家の百田尚樹氏が「沖縄の2紙はつぶさないといけない」「島が中国に取られれば目を覚ます」と発言した。自民党は関係した議員らを一斉に処分したが、その後も議員から報道機関を威圧するような発言が続いている。
憲法第21条は、言論や表現の自由を保障している。一連の発言は、国会での安全保障関連法案の審議に対する政権与党のいらだちにほかならない。報道のあり方をめぐって自民党はこれまでにも、昨年の衆院選直前に在京民放キー局に対し「公平な報道を求める」とする異例の文書を送り、またことし4月には民放の個別番組について「公平中立」を求める文書を出し、政権与党による報道への介入だとして批判された。
今回の発言は沖縄の2紙だけの問題ではなく、政権の意に沿わない報道や放送、表現への弾圧につながるものであり、報道・言論の自由を脅かし、民主主義の根幹をも揺るがすものだ。さらに沖縄の世論が県内2紙の報道でコントロールされているとする認識も県民を愚弄する精神が底流にあるといわざるを得ない。
百田氏はまた勉強会の中で、世界一危険な米軍普天間基地の成り立ちについても「もともと田んぼの中にあり、周りは何もなかった。基地の周りに行けば商売になると、みんな何十年もかかって基地の周りに住みだした」と事実誤認の見解も披露した。
普天間基地は、もともと集落や役場があったところを米軍が占領し、住民を収容所へ排除した上で建設したものだ。発言を受けて宜野湾市議会は抗議決議を全会一致で可決した。「中国に取られれば目を覚ます」の発言とも合わせて、沖縄戦から現在につながる沖縄の歴史を歪曲し、県民を愚弄するものであり、到底許されるものではない。
われわれは今回の自民党国会議員や百田氏の一連の発言に抗議するとともにその撤回と謝罪を求める。同時に自民党最高責任者である安倍晋三総裁に県民と国民への謝罪を強く求める。
以上、決議する。 2015年7月4日
言論弾圧と沖縄歴史の歪曲を許さない!言論・表現・報道の自由を守る沖縄県民集会
7/4 住民らが宮古島市に要求 陸自配備説明会を求める
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245611-storytopic-5.html
7/4 沖縄市サッカー場の地中に遺棄されたドラム缶問題 「枯葉剤被害調査を」中村悟郎さん訴える
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245329-storytopic-1.html
7/5 「建白書を実現させる与那原島ぐるみ会議」結成
結成総会には約170人参加。「基地のない平和で誇りある豊かな沖縄を創るため、建白書実現を日
米両政府に強く訴えていく」と宣言。
7/6 あす、ゲート前座り込み1年 新基地建設阻止広がる
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245338-storytopic-3.html
辺野古区の住民は・・・共に苦悩
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245348-storytopic-3.html
住民を分断している構図こそ問題にしなければ。
7/6 外務省09年 普天間移設で世論誘導 米国務長官に呼び出されたという外務省の説明は虚偽
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245319-storytopic-3.html
普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画を推進するため、鳩山由紀夫首相(当時)の意向に反し
て外務省が米国の圧力を実際以上に強調し、世論誘導を図ろうとした疑いが強まった。
7/6 環境団体、沖縄防衛局に環境監視等委員会の詳細な議事録の公開と海洋生物の保護対策を求める
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245342-storytopic-3.html
7/6 衆院安保法制特別委員会の沖縄参考人会が開催 大田元知事など5氏が意見表明
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245357-storytopic-3.html (一番下に中継録画あり)
一般傍聴券80人分は、各党割り当てで配布された。内訳は自民党が51枚、公明党が6枚、民主
党が12枚、維新の党が7枚、共産党が4枚。
自民・公明推薦で中山義隆石垣市長、古謝景春南城市長の2人。民主・共産推薦で稲嶺進名護市
長、高嶺朝一前琉球新報社社長の2人。維新推薦で大田昌秀元沖縄県知事。
参考人全員が自民報道圧力問題も取り上げ、「事実誤認」と不快感を示した。
大田氏も稲嶺氏も沖縄戦からの沖縄の戦後史を説いた。
「軍隊のいるところが戦場になる」「またしても沖縄が戦地にされる」「戦後沖縄は日米の掌で振り
回されてきた」「憲法9条、前文の恒久的平和主義と平和的生存権の保障の基本的原理に違反する」
「今回の(安保)関連法案の進め方と辺野古移設とは根が共通している」(稲嶺氏)。
「二度と再び沖縄に基地を造らせてはいけないというのは沖縄戦の体験を通じての県民の思いで
ある」「1952年4月28日に沖縄は日本から切り離された。27年間沖縄は憲法の適用を受けられ
なかった。憲法の適用を受けられないということは、人間扱いされなかったということ」「辺野古
の新基地は建設費用1兆円かかる。運用40年、耐用年数200年と米の資料に書いてある」「手元
に配布した資料で沖縄戦とは何だったのか、をよく読んでから議論してほしい」(大田氏)
「辺野古の現場では、市民による抗議行動に公権力が公然と振われている」「辺野古新基地は中北
部に海兵隊を集中し、長期的な使用を狙う米軍基地の再開発である」「海兵隊そのものが沖縄から
撤退しない限り、沖縄の負担は軽減しないと県民は思っている」「安保関連法案と辺野古新基地建
設は安倍政権の対米誓約の2本の柱。いずれも憲法で保障された国民の基本的権利を侵害し、地
方自治を害する恐れがある」「日米両政府は、米軍と自衛隊の共同使用をキャンプ・ハンセンだけ
でなく、キャンプ・シュワブなど他の訓練場へ拡大する考えである」(高嶺氏)
7/7 「辺野古土砂搬出反対」全国連絡協議会署名、1万9千筆
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245380-storytopic-1.html
7/7 ゲート前座り込みきょう1年
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245363-storytopic-3.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245382-storytopic-3.html
当初は十人ほどではじめられたゲート前の抗議行動が徐々に広がり、知事選や衆院選などを経て大きな運動になった。現在では、辺野古浜のテント、カヌー隊や抗議船による海上抗議行動とともに、県内外から参加者が駆けつけている。
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/5c058d333398f9a9e8263be767a2824c
<沖縄タイムス社説> [辺野古座り込み1年]新たな民衆運動に成長
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=123203
7/7 県土砂条例案、特別委で可決 10日成立予定
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245411-storytopic-3.html
条例案は県外から埋め立て用の土砂や石材が搬入される際、これに伴い特定外来生物が付着、混入して県内に進入することを防ぐ目的で提案された。条例案を審議する特別委で7日可決された。
辺野古新基地建設や那覇空港第2滑走路増設事業などが対象となる。
特別委員会の審議で、県は条例案の説明と合わせて、県内に21種の特定外来生物が確認されていることを明らかにした。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245437-storytopic-1.html
7/7 辺野古海底作業停止指示 県、農相に再弁明書提出 停止指示は「当然」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245413-storytopic-3.html
県の停止指示を不服とした沖縄防衛局の申し立てを却下するようあらためて求めた。
7/7 沖縄市議会 報道圧力問題で安倍総裁へ県民への謝罪を求める抗議決議可決
安保関連法の撤回を求める意見書は否決
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245419-storytopic-3.html
沖縄市議会での県軍用地等地主会連合会(土地連)元会長の発言 「地主は接収されて喜んでいる」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245484-storytopic-3.html
復帰に際し、日本政府は軍用地を継続して地主から借り上げるため、借地料を大幅に値上げした経緯がある。また、「特措法」を制定して一方的な継続使用を合法化した。沖縄県内からこのような発言が出るのは悲しい。強制的に接収されている土地の地代を払ってもらうのは当然のことだ。
7/7 名護市教育委 シュワブで遺跡試掘 5ヵ所調査
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245416-storytopic-3.html
試掘調査は、作業ヤードと仮設道路建設予定地にかかる遺跡5ヵ所の11地区331ヵ所で行われる。碇石が見つかった付近の調査は現在沖縄防衛局に申請中で、許可が下りれば並行して調査する予定。
7/7 沖縄弁護士会は、「西普天間住宅地区返還に当たり、十分な環境調査を求める会長声明」を発表
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245436-storytopic-1.html
(米軍キャンプ瑞慶覧)西普天間住宅地区返還に伴う跡地利用は、跡地利用特措法が適用される初のケースとなる。沖縄防衛局に、土壌汚染除去の徹底や情報公開を求めた。また、環境アセス実施主体の宜野湾市にも独自の調査・検証の必要性などを指摘した。
7/7 米南部サウスカロライナ州チャールストンの北部近郊で、訓練中の米軍F16戦闘機が民間の軽飛行機と衝突。軽飛行機の2人が死亡。F16のパイロットは脱出して無事。嘉手納基地に暫定配備されている外来機と同型機 ➡ 嘉手納周辺住民は同様事故を危惧、飛行停止求める
7/8 那覇市議会 報道圧力に抗議する決議可決、安保法案廃案を求める意見書も可決
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245443-storytopic-3.html
7/8 宮古島市議会 自衛隊配備促進協議会提出の要請書を賛成多数で採択
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245466-storytopic-3.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245467-storytopic-3.html
http://www.qab.co.jp/news/2015070868043.html (琉球朝日放送ニュース)
島の北東部に位置する大福牧場周辺に設置される予定の宮古島駐屯地は、面積約30㌶を想定し、駐屯地のほか、実弾射撃場なども整備され、実戦に即した訓練が実施される。宮古島駐屯地には、地対空、地対艦ミサイルが配備され、奄美大島や石垣島に配備される予定のミサイル部隊の司令機能も担うことになる。
採決時には傍聴席から、配備に反対する住民から「軍隊の誘致は歴史に残る汚点だ」と怒声があがった。「自衛隊配備ストップ」などのポスターを掲示して配備促進の採択に「市民の声を聴け」と訴えた市民3人が議長命令で退席させられた。
7/8 シュワブゲート前テントや横断幕を一時撤去 台風9号に備え
11日開催予定だった辺野古座り込み1年アクション「沖縄の未来は沖縄が拓く!」は、18日に延期
7/8 台風の影響で、県議会6月定例会の会期を13日まで延長
県が求めている潜水調査の許可が出なければ、岩礁破砕許可の取り消し視野に 知事公室長言及
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245472-storytopic-3.html
7/9 台風9号の影響により
公立小中高は午後から臨時休校、15市町村に避難所、
石垣島地方暴風、 宮古島午後5時から三大大橋(伊良部大橋、池間大橋、来間大橋)通行止め
ゆいレール運休、路線バス午後7時以降運休、うるま市海中道路通行止め、
東村200人に避難勧告、停電約1万100戸、強風によるけが人18人に(9日午後11時現在)
7/10 翁長知事ハワイ入り 姉妹都市30周年記念式典出席へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245544-storytopic-1.html
7/10 辺野古埋め立て用土砂による特定外来生物9種、侵入防止策検討へ
アルゼンチンアリ、セアカゴケグモ、ブラジルチドメグサ、アレチウリ、ナルトサワギクなど
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245526-storytopic-3.html
7/10 外来機配備により嘉手納基地の騒音激化 県環境保全課の測定集計
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245529-storytopic-1.html
7/10 辺野古埋め立て 環境影響評価せず石材400㌧投入計画
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=123501
共同通信が情報公開請求で沖縄防衛局の資料を入手。それによると環境影響評価報告書に記載されていない大量の石材やコンクリートブロックが辺野古沿岸部に海中投下される計画であることが分かった。石材を計約400㌧投下して海底を平らにする。また、海中に垂らした汚濁防止膜(オイルフェンス)を固定する重りとして56.7㌧のコンクリートブロックを102個、43.9㌧を86個、12.3㌧を48個投下する。などということが計画されている。
中谷防衛相、石材投入の正当性主張
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=123757
7/10 政府答弁書 普天間軍用地料 地主の半数以上が年間100万円未満
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245595-storytopic-3.html
政府は照屋寛徳衆院議員の質問主意書に対して、答弁書で明らかにした。質問主意書への答弁書は閣議決定を経て公表される。
(衆議院の質問主意書に関する情報は
➡ http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/menu_m.htm
政府の答弁書が掲載されるには時間がかかるようだ)
7/11 第三者委員会報告固まる 「辺野古承認に瑕疵」 報告書作成最終段階 遅くとも月内に報告
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245577-storytopic-3.html
7/11 またしてもオイルフェンス漂流 台風9号の影響で
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245579-storytopic-1.html
オイルフェンスの下に取り付けられているコンクリートブロックとオイルフェンスやフロートをつなぐ鉄鎖がサンゴや海草藻場を破損していないか懸念される。
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/0d773f8059509a41bdbb1391123a0ce7
7/11 米陸軍4万人削減へ 経費削減で17年まで
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245583-storytopic-3.html
米軍制服組トップの統合参謀本部議長に指名されたダンフォード海兵隊総司令官、「普天間の代替施設問題は日本政府が取組むべきもので、日本の内政問題だ」
7/11 あす宜野湾市真志喜で不発弾処理
米国製125㌔爆弾、避難対象は半径249㍍、613世帯1605人と109事業所
7/11 ひめゆり学徒隊と歩く 追体験戦跡巡り20年ぶり ひめゆり資料館
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245623-storytopic-1.html
ひめゆり平和祈念資料館の戦跡巡りは、元学徒の体調を考慮して1995年以来行なわれていなかった。今回、戦後世代の説明員が全体的な説明をし、元学徒は体力面からほとんどが車中から証言した。伊原第一外科壕では島袋淑子館長(86)が、解散命令が出た時には歩けない人を残してきたことを証言したあと、石川清子さん、いそ子さん姉妹の話を始めた。壕を脱出するとき、姉の清子さんは負傷して動けず、妹のいそ子さんは姉と壕に残ることを望んだ。しかし清子さんは「一緒に死んだらどこで死んだかわからなくなる。出なさい」と妹を説得。いそ子さんは壕を出た。島袋館長は「いそ子さんは生きたが、清子さんは死んだ。ここに来るとすまない気持ちになる」と涙ぐんだ。
説明員の仲田晃子さん(38)は「解散命令後、多くの学徒が亡くなった。生存者たちは友だちを置いてきた負い目を抱えている」と捕捉した。
7/11 新宿で弁護士ら「辺野古ノー」デモ 「NO MORE BASE FES」「沖縄の声を日本中の声に!」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245627-storytopic-1.html
7/12 台風9号 宮古、マンゴーの被害拡大
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245624-storytopic-1.html
農林業の被害5億円、けが人27人 県の災害警戒本部会議
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245694-storytopic-1.html
県まとめ 被害5.2億円 サトウキビが全体の7割
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245724-storytopic-4.html
7/12 ゲート前テント再設置 北部国道事務所の職員約15人が監視
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245644-storytopic-1.html
7/12 石垣の高校生、ディベート(討論)大会 陸自配備「地域で自然に話し合える雰囲気を」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245657-storytopic-1.html
7/12 大阪の市民団体、沖縄の米軍基地を「引き取る」運動 高橋哲哉さん講演
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245656-storytopic-3.html
7/13 県議会、土砂搬入規制条例可決 辺野古新基地に影響
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245702-storytopic-3.html
辺野古新基地建設の埋め立てには2100万立方㍍、沖縄県庁70棟分もの土砂が使われ、うち8割が県外から搬入される。埋め立て用土砂の採取が予定される鹿児島など9県7地区には、多種を駆逐するアルゼンチンアリやセアカゴケグモなど特定外来生物9種が定着している。今回の条例は、国が制定を推進する外来種被害防止に向けた条例で新基地建設にタガがはめられたことになる。新基地建設に反対する関係者は「辺野古の環境を守る運動を後押しする」と歓迎する。一方、建設業界からは、「埋め立て土砂以外にもアスファルト合材や芝、野球場の土などが県外から入ってきている。矛盾しているのではないか」との指摘がある。今後は県が条例規則をまとめ、事業者の届け出の確認体制などを詰め、11月1日の施行日までに整備する。
「公有水面埋め立て事業における埋立て用材に係る外来生物の侵入防止に関する条例」
目的
この条例は、外来生物法第1条に規定する目的の趣旨を踏まえ、公有水面埋立事業の実施による外来生物の侵入を防止し、生物の多様性を確保し、先祖から受け継いだ本県の尊い自然環境を保全することを目的とする。
搬入の禁止
事業者は、公有水面埋立事業に伴い特定外来生物が付着又は混入している埋立用材を県内に搬入しては ならない。
埋立用材の搬入の届出
事業者は、採取場所が県外地域の埋立用材を県内に搬入するときは、予定日の90日前までに、規則で定めるところにより、知事に届け出なければならない。
第6条 届出又は搬入中止の勧告
知事は、事業者が第4条の規定による届出又は前条の規定による変更の届出をしなかったときは、事業者に対し、届出するよう勧告できる。
知事は、事業者が勧告に応じないときは、事業者に対し、搬入の中止を勧告できる。
第8条 立入調査等
知事は、特定外来生物が付着又は混入している恐れがある埋立用材があると認めるときは、県内への搬入の前後にかかわらず、当該職員か知事の指定した者に埋立用材の所在する場所に立ち入り、埋立用材を調査させ、関係者に質問させ、調査に必要な最小量に限り、無償で集取させることができる。
第9条 防除の実施又は搬入等の中止の勧告
知事は、立ち入り調査の結果、埋立用材に特定外来生物が付着又は混入していると認めるときは、事業者に対し、防除の実施又は搬入や使用の中止を勧告できる。
知事は事業者が次の各号のいずれかに該当するときは、事業者に対し、当該埋立用材の搬入又は使用の中止を勧告することができる。
・規定による報告や資料の提出の求め又は勧告、助言に正当な理由なく応じないとき。
・立ち入り調査に正当な理由なく応じないとき。
7/13 県議会 米軍人・軍属の綱紀粛正の撤退を求める抗議・意見書、自衛隊ヘリによる那覇空港トラブルの再発防止を求める意見書を全会一致で可決
7/13 時事通信記者、とんでも質問 沖縄「見限ってもいいのでは」 菅官房長官記者会見で
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245720-storytopic-1.html
7/13 西原町議会 報道圧力に抗議決議、憲法順守求める
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245691-storytopic-3.html
7/13 シュワブゲート前 抗議の市民をまたまた強制排除 一時混乱
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245690-storytopic-3.html
7/13 宮崎駿氏も明言 辺野古阻止「あらゆることを」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245703-storytopic-3.html
7/13 米空軍・環境影響評価書 オスプレイの危険性指摘 森林火災の可能性に言及
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245727-storytopic-1.html
オスプレイのエンジン排気熱が火災を起こす危険性が高いことについて、米空軍文書が初めて記述。その対応策は、火災が起こる可能性が高い日中の訓練制限や消火人員を配置するなど。
昨年秋の和歌山での防災訓練でも、大きく報道されなかったが、オスプレイの排気熱で芝生が焦げた。対応策は米国内でだけ適用されるのだろうか。これは空軍の文書であって海兵隊ではどうなのか。高江の森でもオスプレイは訓練している。やんばるの森の貴重な動植物をオスプレイの高温高圧の排気が直撃しているのだが。
7/13 農相、沖縄防衛局に再反論書要求 辺野古移設問題
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245737-storytopic-3.html
7/14 NPO法人「子どもシェルターおきなわ」17日発足 施設は来春開設予定
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245706-storytopic-1.html
7/14 「止めよう戦争法案!守ろう9条!」安保法案廃案訴え県民運動 15,17日デモ、25日集会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245705-storytopic-3.html
7/14 浦添市、戦争体験証言を映像保存へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245735-storytopic-5.html
7/14 『戦場ぬ止み』 基地めぐる沖縄住民の戦い
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245749-storytopic-137.html
7/14 福島県、県内の原発事故自主避難者へ説明会 住宅無償終了方針
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245728-storytopic-1.html
7/14 大浦湾 ブイとコンクリートブロックをつなぐ鎖、サンゴに傷
ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボー潜水調査
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245767-storytopic-3.html
7/14 名護市羽地内海に台風避難中の大型クレーン船2隻に緊急抗議集会
「大浦湾に戻らず本土に帰れ」
羽地内海でクレーン付き台船に抗議行動(海鳴りの島から)
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/7c007e927ef4045cf09c75a28ced5809
7/15 沖縄防衛局、辺野古沖で潜水調査
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245781-storytopic-3.html
7/15 安保法制、県民8割が「反対」 100人対象街頭アンケート
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245762-storytopic-3.html
7/15 安保法案、衆院特別委で強行可決(号外)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245797-storytopic-3.html
稲嶺名護市長、安保法案可決で政府批判 「国民不在、異常な状況」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245803-storytopic-3.html
稲嶺名護市長は「参考人会で(法案が通ると)戦場になる危険性があり、米軍基地が集中している沖縄が狙われてしまうと言ってきた。各地域での(公聴会などでの)意見が反映されていない。とても残念で、とてもショックだ」と話した。
那覇で1800人デモ 安保法案に「反対」不戦の民意訴え ➡ 後日、参加者約800人に訂正
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245826-storytopic-3.html
宮古島市では15日夜、緊急市民集会 約30人が参加し「宮古が(戦争の)最前線で犠牲になる島になろうとしている」と訴えた。
石垣市では、約30人が女性のレッドアクションを行い「強行採決は許されない」「戦争法案は廃案にせよ」と声を上げた。
キャンプ・シュワブゲート前でも、「辺野古も戦争法案の問題も根底は一緒」と「戦争法案反対」と抗議した。
<社説>安保法案強行採決 民意顧みぬ政府の野蛮 廃案にして審判を仰げ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245824-storytopic-11.html
7/15 米海兵隊オスプレイ、5月ハワイ州での墜落事故「クラスA」に分類 機体は大破
米海軍安全センターは、事故の規模を最も重大な「クラスA」に分類した。海兵隊は事故について「ハードランディング(激しい衝撃を伴う着陸)」と説明しているが、ランディング(着陸)とは程遠い、激しい事故だったことが今回の評価でも裏付けられた。事故で機体が炎上し、隊員2人が死亡。同センターの算定による被害額は8059万ドル(約97億円)。
7/15 オスプレイ5機410億円 米政府、日本向け発注第1陣
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245841-storytopic-3.html
米国防総省は日本向けオスプレイ17機のうち、第1陣として5機を計約3憶3250万㌦(約410億円)で製造元のベル・ボーイング社に発注した。防衛省の15年度予算には、5機分の取得費として516億円が盛り込まれている。米政府は5月、日本に売却する方針を議会に通知していた。オスプレイ本体に加え代替分を含むエンジン40基などの関連装備や部品、訓練費などを含め、17機の総額は30億㌦(約3700億円)と見込まれる。イスラエルは2013年にオスプレイ6機の購入を表明していたが昨年購入を取りやめた。日本が初の輸入先となる。
7/15 那覇空港滑走路増設事業 県、県外石材を承認 11月から施行の条例は適用外
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245842-storytopic-3.html
7/15 元ナチス親衛隊員に禁固4年の判決 94歳被告 ドイツ北部リューネブルクの地方裁判所
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245817-storytopic-1.html
7/16 辺野古埋め立て承認に「瑕疵あり」 第三者委員会、知事へ報告書提出(電子号外)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245849-storytopic-3.html
辺野古承認に「瑕疵」、第三者委が報告 知事「承認取り消し」へ (7/17第1面記事)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245876-storytopic-3.html
報告書は(1)「普天間飛行場移設の必要性」からすぐに辺野古埋め立ての「必要性」があるとした点に審査の欠落がある(2)埋め立てによる利益と不利益を比較すると合理的と言えない(3)知事意見などに十分に対応していないことなどから環境保全措置が十分とは認めがたい(4)生態系保全を掲げて県が策定した「生物多様性おきなわ戦略」などに違反している可能性が高い―などと指摘し、公有水面埋立法に照らして承認には法的な欠陥があったと結論付けた。
名護市長、「大きな力になる」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245862-storytopic-3.html
ただ、県は「精査してから」として報告書を公表していない。A4用紙2枚の要約版が公表されただけ。第三者機関の報告書なのだから、直ちに県民に公表すべきではないか。
<社説>辺野古検証委報告 承認は取り消すしかない
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245874-storytopic-11.html
ブログ<チョイさんの沖縄日記>から
第3者委員会が「瑕疵」を指摘した報告書を提出---知事の対応に一抹の不安(7/17)
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/6fb65bcd6efd228f186cb7772fc3e71c
<検証>「知事が承認を取消しても工事は進める」と繰り返す菅官房長官---それでは何の工事が始まるのか?(7/19)
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/59d3502c2adda2e311b820c7090b5f41
7/16 安保関連法案、午後衆院本会議強行採決(電子号外)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245865-storytopic-3.html
県関係衆院議員 4氏賛成、5氏反対 安保法案衆院通過
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245902-storytopic-3.html
昨年の衆院選で「オール沖縄」で当選した5氏のうち、共産の赤嶺政賢氏と社民の照屋寛徳氏は採決時に退席、生活の党の玉城デニー氏は討論、採決とも欠席、無所属の仲里利信氏は議場に残り反対した。
仲里利信衆院議員は衆院特別委員会での可決後、首相官邸前で「沖縄戦体験者として戦争につながるものを認めるわけにはいかない。廃案にしないといけない」と一人マイクを持って訴えた。「戦争は人を人ではなくしてしまう」「集団自決の軍命が削除された教科書検定も安倍政権だった」「辺野古に新基地は造らせない。基地の島として70年前のようになる」と沖縄の危機感を訴えた。
本会議で退席せずに反対したことについて「全会一致にしたくなかった。県議会議長もしていたので、責任を果たしたかった」と語った。
集団的自衛権行使を前提とするかのように、自衛隊による米軍基地の利用が増えている。辺野古テントの常駐メンバーからは、シュワブの浜で米軍とともに水陸両用車訓練をする自衛隊員を見たとの情報が伝えられてくる。琉球新報は<中谷元・防衛相も自民党副幹事長時代の13年10月、辺野古新基地について「自衛隊の部隊が主導して運営することができないか」と述べ、将来的に自衛隊基地として利用する考えを表明したことがある>と書いている。(7月17日2面)
7/16 嘉手納町議会 「安全保障関連法案に反対し速やかな廃案を求める意見書」を採決し、可否同数による議長裁決で可決した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245857-storytopic-3.html
7/16 大浦湾のサンゴ、新たな傷確認 ブイの鎖、台風影響か
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245880-storytopic-1.html
撮影したのは臨時制限区域を示すブイ周辺で、水深約10メートルの場所。レインボーの牧志治代表は「立ち入り制限区域も調査する必要がある。国は県による調査を認めてほしい」と語った。
7/17 17日夕、「安保法案廃案」那覇国際通り700人デモ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245917-storytopic-3.html
宜野湾市から参加した現役教師は、沖縄戦時に教員が「お国のため」として教え子を戦場に送った教訓を胸に「われわれ教師はもう戦争の片棒を担ぎたくない。教え子も戦場に送りたくない。だから戦争に係るものに反対する」と決意を語った。
7/17 米国防権限法 マケイン上院軍事委員長、「辺野古唯一」明記を示唆
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245878-storytopic-3.html
米国防予算の大枠を決める「国防権限法」の下院法案では「辺野古が唯一の選択肢」との条項が盛り込まれていた。それに対し上院法案では普天間移設について一切触れていない。最終案を出すために、上下院両院協議会で法案の一本化に向けて協議している。「国防権限法」の制定を取り仕切る上院軍事委員長のマケイン議員の発言は注目される。マケイン議員はまた、保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」でのシンポジウムで、「(移設先の)決定は大統領がするのであって、政府間で行うもので(沖縄県)知事が決めることではない」「移設費用のほとんどを日本政府が負担する。米国の納税者にとって、素晴らしいことだ」とも述べている。
➡ 7/20 米国防権限法「辺野古唯一」削除を求め県内首長ら米議員に要請
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246020-storytopic-3.html
7/18 辺野古でも、「アベ政治を許さない」「7・18辺野古アクション 沖縄の未来は沖縄が拓く」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245978-storytopic-1.html
台風のために1週間延期されて、キャンプ・シュワブゲート前座り込み1年集会が行われた。稲嶺市長も参加し「安保法制が成立して集団的自衛権が行使されると、沖縄は日米両軍の発進基地となる恐れがある」「ベトナム戦争時のように、沖縄を『悪魔の島』にしてはならない。私たちが加害者の側に立たないためにも、力を合わせて辺野古への新基地建設を止めよう」と呼びかけた。
ブログ<海鳴りの島から>
「辺野古ゲート前座り込み行動1年集会」
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/52381c6267efd3e8820dd0d0b33638f2
辺野古のたたかい―1年前(2014年7月)
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/99c2a9441462f2238247e67a9108ade0
7/18 子育て世代が語り合い 「名護で話そう、政治や憲法のこと」 8月に2回目の予定
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245996-storytopic-1.html
7/18 名護市親川にある個人で設立した民俗資料博物館で、沖縄戦時の県外紙200点紹介
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245961-storytopic-5.html
「一人十殺」「総特攻」など戦争を美化し、戦意の高揚を図る記事が並ぶ。
7/18 沖縄防衛局、名護事務所の職員増を検討 8人から50人体制へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245934-storytopic-3.html
辺野古地元の分断を強めることを狙っているのか・・・
7/18 クリントン元国務長官が招請したのか藤崎元駐米大使が会いに行ったのか 2009年鳩山政権時
「招請された」は日本政府のうそ? 政府答弁書に対し再度質問主意書を提出
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245945-storytopic-3.html
7/18 在沖米軍トップの四軍調整官にニコルソン氏を指名 米海兵隊第3海兵遠征軍次期司令官
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245944-storytopic-3.html
7/19 新基地阻止を止めるには日本全体の世論の力で 名護市で水郷水都全国大会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245993-storytopic-1.html
7/19 宜野湾、島ぐるみ会議デモ 自民若手議員らの発言「ふるさとを否定」
約70人の市民が参加し、自民党若手議員らの勉強会における百田氏の発言などに抗議した。集会であいさつした宜野湾郷友会長は「私たちのルーツであるふるさとを否定され、憤りを感じている」と抗議した。
7/19 シュワブゲート前では、うたごえ全国協議会の会員ら約70人が抗議に参加 「芭蕉布」などを共に歌い激励
7/19 オスプレイ事故、ホバリングで巻き上がる砂がエンジントラブルの原因?
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=124841&f=i
7/19 12年度沖縄県内市町村1人当たり所得 県平均203万円 北大東村436万円で首位
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-245982-storytopic-3.html
7/19 那覇市が、「性の多様性を尊重する都市・なは宣言」(レインボーなは宣言) 全国で2番目
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246016-storytopic-1.html
7/20 海兵隊移転、地元に配慮でグアム基地建設縮小 沖縄とは二重基準
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246017-storytopic-3.html
新たな土地の取得を最小限とし、既存の米軍施設や基地周辺を使用する。射撃演習場は、海軍が従来検討していた先住民族居住地の代わりに、アンダーセン空軍基地の北西部に設置することを決定。移転に要する期間も、「5年以上」から「12年以上」と延長される。これにより、浦添市の牧港補給地区の海側の142㌶の返還が「24年度またはその後」の海兵隊の国外移転後となっているが、返還が大幅に遅れることが確実になった。
7/20 辺野古ゲート前 抗議行動の男性、鉄柵でけが
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246036-storytopic-1.html
7/20 米国防権限法「辺野古唯一」削除を要請 県内首長ら米議員に
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246020-storytopic-3.html
7/20 対馬丸記念館 新たな情報提供が増加 証言の収集を展示へ活用目指す
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246021-storytopic-1.html
7/20 沖縄型筋萎縮症 「既存疾病」で救済 医療費助成の対象へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246019-storytopic-1.html
7/20 熊本でも土砂搬出「ノー」 協議会設立
辺野古沿岸部を埋め立てる土砂の採取予定地に熊本県天草市の御所浦島が入っている問題で、熊本県内の約10の市民団体が、土砂搬出に反対する連絡協議会を設立した。
埋め立てには、熊本県のほか香川県、山口、長崎、鹿児島の各県と北九州市から計2062万立方㍍の土砂搬出が計画されている。御所浦島からは300万立方㍍を搬出する予定。
7/21「憲法カフェ」高校生が企画 弁護士を講師に憲法、安保関連法案について勉強会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246057-storytopic-3.html
7/21 15年度防衛白書 辺野古反対に触れず、「唯一の解決策」を強調
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246108-storytopic-3.html
21日に閣議で了承。在沖米海兵隊の駐留意義についても必要性を強調している。翁長知事の就任や知事が3月に作業の停止を求めたこと、同省が不服審査請求を出したことは記載されていない。
7/21 ガマフヤー代表 大浦崎収容所の遺骨「情報を」遺族らに呼びかけ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246120-storytopic-1.html
遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表は県庁で記者会見して、「沖縄戦直後、現在のキャンプ・シュワブ内にあった大浦崎収容地区で亡くなって埋葬されたが、収集されていない遺骨がまだあるはず。遺族は情報を寄せてほしい」と呼びかけた。
米軍は日本本土攻略のため本部半島に新たな飛行場を造るため、住民を大浦崎地区に強制的に移動させた。大浦崎収容所には、1945年6月から10月ごろまで、本部半島や伊江島の住民、中南部から北部に疎開していた人らが収容され、米軍の資料によると2万5千人がいたとされる。戦火を逃れたにもかかわらず、病気や飢えなどで死亡した人も多かった。その後1957年にキャンプ・シュワブができたため、住民が立ち入ることができなくなった。そのため、埋葬した遺骨を遺族が収集できず、まだ多くの遺骨が眠っている可能性があるという。具志堅代表は「戦争で亡くなった人の上に基地を造ることは人道上許されない。遺骨が遺族の元に戻っていないなら、調査、発掘するべきだ」と語る。
7/21 県道70号共同使用に関する日米協定書などの公文書開示取り消し訴訟 第1回口頭弁論
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246119-storytopic-1.html
県の掲示決定に対して、国が「米の信頼損なう」として開示の取り消しを求めた訴訟。
北部訓練場・日米合同委員会公文書開示訴訟、第1回口頭弁論が開催
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/9ea81e7de2b51d7d70816f1a14004d41
7/22 シュワブゲート前 県議や市町村議らも朝から
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246118-storytopic-3.html
久しぶりにカヌー隊と抗議船が海上へ
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/372503f0640d8f4a476cb11811f4119d
7/22 沖縄防衛局、2006年~07年のキャンプ・シュワブ内で実施したボーリング調査結果の文書を、「保存期間満了」につき廃棄した 名護市議会の要請で判明
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246135-storytopic-3.html
名護市議会の意見書では「キャンプ・シュワブ一帯の埋蔵文化財を調査する上で、ボーリングのコア(地層から抜き取ったサンプル)は絶対に必要な情報」として、調査に関する情報提供を求めている。
7/22 第三者委員会報告、 県の精査3週間程度 知事の判断8月17日以降に?
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246170-storytopic-3.html
7/22 東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター、ケネディ大使へ辺野古移設に反対するメッセージ送付
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246136-storytopic-3.html
7/22 八重山から辺野古「ノー」 石垣市で群民大会 300人
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246177-storytopic-3.html
石垣市への自衛隊配備を含め沖縄に新たな基地はいらないとの決議を採択した。また、安全保障関連法案について「廃案にしなければならない」と強い危機感を示した。
7/22 高等特別支援学校の分教室を併設型へ移行 共生教育促進図る 調査でき次第実施
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246107-storytopic-1.html
障害のある子もない子も共に学ぶ「インクルーシブ教育」を促進する狙い
7/22 嘉手納爆音訴訟(那覇地裁沖縄支部・藤倉徹也裁判長)で野国昌春北谷町長、「外来機の飛来が多く騒音が増している」と証言。野国町長は、「戦後70年も爆音被害に悩み、静かな夜を返してほしいというのが町民の一致した思い。裁判所は苦しみを真摯に受け止めてほしい」と強調した。
7/22 沖縄から安保法制を問う各界インタビュー<9> 尖閣遭難者遺族会長・慶田城用武さん
<・・・政府は中国脅威論を唱えているように思うが、尖閣周辺の警備は海上保安庁で十分に担える。政府が優先すべきは安保法整備や自衛隊配備ではなく、外交努力だ。外交の積み重ねにより尖閣の緊張緩和につなげることができ、不測の事態の回避やアジアの平和が図られるはずだ。安保法制が成立し、自衛隊が配備されることになれば、石垣はいま言われている国境近くの防衛拠点ではなく、集団的自衛権を行使する際の最前線として姿を変える。中国も当然そういう見方をしてくるだろう・・・>
7/23 辺野古沖、防衛局フロート引き揚げ 台風対策か
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246182-storytopic-3.html
7/23 国連人権理事会で9月、翁長知事の演説実現へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246150-storytopic-3.html
国連との特別協議資格を持つ国連NGOの「市民外交センター」が島ぐるみ会議などからの要請を受け、人権理事会での発言時間を翁長知事に貸与する意向を示している。
7/23 嘉手納FA18騒音100.4デシベル 16日に実施した三連協による目視調査結果
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246220-storytopic-3.html
通常の飛行経路から住宅地場側へはみ出す市街地上空飛行も15回確認。
7/23 バケツ1杯の水で生息する魚種を特定可能 環境DNA分析で 美ら島財団
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246152-storytopic-1.html
7/24 安保法案県議へのアンケート 28県議が反対、賛成は自公5人 29人が「違憲」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246202-storytopic-3.html
自民党は幹事長の具志孝助県議のみが統一見解として回答、残る12人は回答しなかった。公明党県議4人は「賛成」、一人だけ「反対」を回答。社民護憲の8人、県民ネットの7人、共産の4人、維新の2人、社大の2人、うまんちゅうの2人、議長を含む無所属4人のうち2人が「反対」と回答し、2人は「その他」。
7/24 基地の県内移設に反対する県民会議が新基地阻止で県へ要請
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246239-storytopic-3.html
昨年県が沖縄防衛局に出した岩礁破砕許可や、本体工事の設計概要の変更申請許可を取り消すよう求めた。
県民会議、沖縄県への要請行動---「埋立承認を取り消されれば、その時点でボーリング調査は中止させる」(チョイさんブログ 7/24)
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/7b5bd6bb59fabbd3a79480942b7d81d6
県民会議が行った県への要請の詳細。知事がとりうるあらゆる権限の行使を求め、検討している。
7/24 政府、辺野古埋め立て承認取り消しなら、不服審査申し立て示唆
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246281-storytopic-3.html
7/24 「わんから市民の会」呼び掛けに300人、沖縄防衛局包囲 「辺野古ノー」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246251-storytopic-3.html
http://ryukyushimpo.jp/photo/storyid-246270-storytopic-3.html (録画)
沖縄防衛局包囲 集まった皆さんの多彩な表現や表情が楽しい(目取真ブログ7/24)
http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/181d5e510403eb3b1c90cf7d8b91d156
7/24 防衛局、辺野古埋め立て本体工事に向け、協議を行う文書を県に提出
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246266-storytopic-3.html
http://www.qab.co.jp/news/2015072468580.html (琉球朝日放送)
防衛局が提出したのは、本体工事の護岸22カ所のうち12カ所の実施設計協議書と環境対策の協議書。残る護岸10カ所の実施設計協議書は追って提出するという。
ボーリング調査は24地点中19地点で終了しているが、5地点が残っている。県は全てのボーリング調査が終了した後に事前協議書が提出されるものと認識していた。埋め立て工事の全体像が見えない段階で実効性ある環境保全対策が話し合えるか極めて不透明。
➡ 事前協議に関する文書提出の知らせは、約10分前に電話が入り、午後4時18分、沖縄防衛局職員2人が県庁11階の県土木建築部海岸防災課を訪れた。(またまた防衛局得意の不意打ち)。県は書類をいったん受け取ったが、受理を保留した。シンガポール出張中の翁長知事が帰国後に取り扱いを協議する。
7/25 <検証>防衛局、埋立本体工事の実施設計図書を提出---知事はただちに埋立承認の取消を!
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/9ea81e7de2b51d7d70816f1a14004d41 (チョイさんブログ7/25)
7/25 豊かな大浦湾の写真集、来月出版 全国へ発信 ダイビングチーム・すなっくスナフキン
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246277-storytopic-1.html
写真集はカラーA5判で124ページ。税抜き2千円。問い合わせは南方新社(鹿児島県鹿児島市)(電話)099(248)5455。
7/25 在沖米海兵隊千人規模の大隊が、オーストラリアに6ヵ月派兵している 海兵隊トップ証言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246280-storytopic-3.html
7/25 台風12号
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246316-storytopic-1.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246312-storytopic-1.html
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246362-storytopic-4.html
大東地方のサトウキビ被害1億5千万円
7/26 米軍基地事故時の住民避難 全21市町村で手引書なし
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246311-storytopic-1.html
マニュアルがない理由については「そこまで対応できていない」とする回答がある一方、日米地位協定に基づく排他的管理権を持つ米軍側に対し、自治体が施設の詳細情報を得ること難しいことなどが理由。北谷町の担当者は「米軍や沖縄防衛局に対して町として施設内の情報公開を求めてきたが、何を聞いても『機密事項』とされてしまう」とし、「何の説明もない状態では具体的な計画は立てにくい」と説明する。
7/26 フィリピン・ミンダナオ島ダバオで県出身戦没者追悼式
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246345-storytopic-1.html
戦前、ダバオには多くの日本人が渡った。麻産業の中心として栄え、最盛期には1万人以上の県出身者が住んでいた。参加者らは現地の日系人会との交流も行う。
7/26 読書;『戦場ぬ止み―辺野古・高江からの祈り』三上智惠著 大月書店
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246329-storytopic-6.html
7/26 伊江中学校の1年生平和学習 名護市教委の川満彰さん、戦跡巡り解説
伊江村立中学校の1年生44人は15日、名護市教委文化課史編纂係の川満彰さんを講師に村内2カ所の戦跡を巡り、平和学習をした。
まず、沖縄戦で犠牲になった約3500人(島民1500人、軍人2千人)が祭られている芳魂之塔を訪ねた。礎の前で川満さんは「この場所は激戦地だった。青い海が真っ黒い船で埋め尽くされた70年前をイメージしてほしい。礎に刻銘されている人はどこで、どんなふうに、何歳で亡くなり、誰と一緒だったのかなどを考えてほしい」と促した。「集団自決」(強制集団死)があったアハシャガマでは、実際にガマの中に入り土に触れ、当時約150人がガマの中にいたことを想像しながら説明を聞いた。
7/27 辺野古 防衛局、浮桟橋を3週間ぶりに再設置
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246353-storytopic-3.html
7/27 海外NPOや研究者ら基地問題学ぶ「スタディーツアー」27日~29日
南部戦線、普天間、辺野古
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246370-storytopic-3.html
28日、シュワブゲート前抗議集会に参加 掲げもった横断幕の文字は
「We support the people of Okinawa! NO Missile Defense!」
7/27 米記録映画製作者リージス・トレンブレーさん、辺野古を取材 基地被害 現状発信へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246454-storytopic-1.html
大浦湾の市民らの抗議行動を取材したトレンブレーさんは「米国では各国の米軍基地の情報がほとんどない。だから米国人は基地による被害のことも知らない。現地の姿にもっと目を向けたい」と話した。
7/27 中城村議会、安保法案廃案を求める意見書可決
中城村議会(与那覇朝輝議長)は27日臨時会を開き、参議院で審議が始まった安全保障関連法案の廃案を求める意見書を2人退席の後、全会一致で可決した。宛先は首相、衆参両院議長。
7/28 政府、辺野古の県潜水調査容認へ 在日米軍と調整
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246446-storytopic-3.html
7/29 県、防衛局へ協議書取り下げ要求 辺野古埋め立て 受理するも「内容が不十分」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246470-storytopic-3.html
7/29 知事、承認取り消しを示唆
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246495-storytopic-3.html
東京都中央区で開かれたシンポジウム「いま、沖縄と本土を考える」(朝日新聞主催)で、作家の佐藤優氏の質問に答えた。
7/29 県、第三者委報告書を公開 辺野古根拠示されず
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246497-storytopic-3.html
目立つ論理の飛躍 審査不備を指摘
埋め立て必要性 ➡ 国主張は「認定困難」
埋め立て合理性 ➡ 「適」判断を疑問視
環境保全策 ➡ 生態系解析なしを問題視
他計画との整合性 ➡ 判断理由「全く不明」
<資料>知事公室辺野古新基地建設問題対策課 第三者委員会検証結果報告書等の公開
http://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/henoko/houkokusho.html (PDFファイルで全文公開)
<社説>沖縄タイムス [第三者委 報告書公開]瑕疵の構図浮き彫りに(7/31)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=126522
<社説>琉球新報 検証委報告書公開 国の非論理性を証明した(8/1)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246593-storytopic-11.html
7/29 「自衛官募集」を直接中学生宅へ郵送 自衛隊沖縄地方協力本部、住民基本台帳から調べる
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246443-storytopic-1.html
「どこで個人情報を得たのか。他の公務員でこのような募集はないはず」、「安保法制成立に向けた準備のように感じる。不安が強くなった」など、保護者からは疑問や懸念の声が上がった。
7/30 普天間県外移設 本土が拒む SACO協議 米元日本部長が証言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246507-storytopic-3.html
7/30 第4次厚木騒音訴訟、二審も自衛隊機差し止め 米軍機飛行差し止めは退ける
賠償命令、将来分は初
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246517-storytopic-1.html
7/30 国連環境計画を基に新基地建設中止訴え 二見以北住民の会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246525-storytopic-1.html
7/30 地位協定の改定要請 渉外知事会
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246567-storytopic-3.html
米軍基地を抱える14都道県でつくる渉外関係主要都道県知事連絡協議会(渉外知事会、会長・黒岩祐治神奈川県知事)は防衛省や外務省を訪ね、基地の整理縮小と早期返還の促進、日米地位協定改定などを求める要請書を提出した。
7/31 知事、官房長官と会談 事前協議の取り下げ求める
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246574-storytopic-3.html
沖縄防衛局 協議書取り下げ「考えていない」
7/31 知事、首相と来月7日に会談 来年度予算確保要請へ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246542-storytopic-3.html
7/31 沖縄防衛局、辺野古新基地建設で業者に41億円前払い
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246547-storytopic-3.html
(図表;辺野古新基地建設の本体工事で交わされた契約と契約額、すでに前払いされた額)
沖縄防衛局が既に業者と交わした本体工事契約8件、合計591億369万円(契約更新による増額分を含む)のうち、41億5232万円が、実際の工事に必要な図面を試作し、費用積算の根拠にもなる「実施設計」を終える前に前払いされていた。「基地の県内移設に反対する県民会議」の北上田毅氏が防衛局に情報公開請求し、入手した。
辺野古埋立本体工事、まだいっさい工事が始まっていないのに41億円が支払われた(チョイさんブログ7/30)
http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/348f84e0628f517b03f15d91c1d6521d
7/31 辺野古基金4億円に
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246576-storytopic-1.html
全国各地から「日本政府からの圧力に負けない沖縄の運動を支援したい」などのメッセージ。
7/31 嘉手納で島ぐるみ会議結成
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246612-storytopic-1.html
「建白書実現、オスプレイ配備断固阻止、沖縄の未来を拓(ひら)く嘉手納町民会議(島ぐるみ会議嘉手納)」の結成総会に270人参加。
7/31 「戦争法案」廃案訴え 県民集会「止めよう戦争法案!守ろう9条!実行委員会」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-246599-storytopic-3.html
後記
暑い夏だ。暑さに見合う成果が出れば、猛暑もまた楽しとなるだろう。
沖縄2紙への攻撃は、言論弾圧であり、政府の意に沿わない沖縄の民意への苛立ちと攻撃と解するべきだろう。県民と沖縄メディアはそろって有効に反論した。
前知事の辺野古埋め立て承認を検証する第三者委員会の結論が出た。明確に「法的瑕疵あり」。
県は報告書を公開した。有効に切り札として活用してほしい。
辺野古新基地が何を目的として造られようとしているのか、「戦争法案」とどう関連しているのか、 重要な問題だ。沖縄県民にとって当たり前のことが、他県の人々にとって当たり前でない事実。そこには、閉ざされた情報の溝があるように思う。沖縄戦の体験から「沖縄が標的になる」との切羽つまった予感をヤマトの私たちはどれだけ共有できているだろうか。
標的になるのは沖縄だけではない。「戦争できる国」は殺されもするが殺しもする国である。このことの実感が私たちにどれだけあるだろうか。戦後70年の節目を新たな戦前に転換させてはならない。あらためて平和憲法、非戦の誓いを選び直す努力が緊急に求められている。
辺野古新基地問題においては、米海兵隊の駐留が本当に必要なのか否か、それが沖縄でなければならない理由があるのか否か、根本からの議論を全国民的に展開する必要がある。沖縄と政府との問題に矮小化してはならない。
2015年8月7日 月桃子